国産のサイクロン掃除機
さて対する国産の掃除機です。パナソニックでも上位機種の掃除機はサイクロン式となっています。吸引力と軽さ・使いやすさを備えた常識破りのサイクロン掃除機と謳っているのが「MC-SR540G」です。
本体もアタッチメントも非常に軽いということがポイントで、基板、モーター、ダストボックスの素材なども改善されて、徹底的な小型・軽量化が施されています。フィルターレスサイクロンで本体質量が2.6 kgというのは驚異的な軽さです。
吸引力もさることながら、LEDナビライトで見つけたゴミをしっかり取り、外へ逃がさないのもメリットです。ゴミの影を作り出しやすい角度にLEDが取りつけられ、ゴミが浮き上がるように見えます。
ハウスダスト発見センサーもついており、繊維くず、花粉、ダニの死がい、フン、人のフケ・アカなど肉眼では見えないほど微細なゴミをホース部に搭載している高速赤外線センサーが検知します。とにかく大変な高性能です。
パワーブーストサイクロンと呼ばれている日立のサイクロン式掃除機「CV-SD900」は、パワーブーストサイクロン流路と、集じん部分の徹底的なスムーズ化でパワーロスを低減しています。
ダストケースの上のサイクロン室で空気を加速させ、発生させた力強い旋回気流でゴミと空気を遠心分離します。
ヘッドは、「ジェット吸引機構」と「パワフル自走」がポイントのジェット吸引スマートヘッドで、強い吸引力を生み出します。また、回転ブラシの駆動力でグングンと前に進むパワフル自走で、強い吸引力なのに軽い操作で掃除ができます。性能的にはダイソンに肉薄しているといっていいでしょう。
強い吸引力なら三菱のサイクロン掃除機「TC-ZXF30P」も負けていません。軽く、強い吸引力も持続し、排気もキレイというのが特徴です。
ヘッドのブラシ幅は259mmもあり、ブラシの隅にあるような取りにくいゴミでも強力に吸い込んでくれます。これはダイソン以上かもしれません。隙間に入り込んでしまった食べこぼしのような手強いゴミでも、しっかりかき出してキレイにします。
また、自走式のパワーブラシなので、じゅうたん上でも軽く操作できます。この3社の掃除機ならダイソンと比較しても満足できると思います。